格調高く穏やかに趣深く舞う

格調高い身体の使い方が生み出す動きは、穏やかで趣深いものです。そのずっとみていたいと思ってしまう優雅な舞は、わかる人にだけわかる魅力に溢れています。

日本民俗芸能は、古代信仰の名残を残しています。縄文時代末期以降、農耕が日本人の生業となりました。豊作祈念農楽や、収穫を祝う祭りで披露される芸能が育ってきました。鎮魂の舞をはじめ、さまざまな舞が生まれました。

昔は、集落ごとに代々伝えられてきた舞を、集落の住民が自ら演じていました。地域の住民が舞人となり、舞を舞いました。現代では、このつながりが絶たれつつありますが、舞は決して特別なもの(観るもの)ではなく、自ら舞うものなのです。

来年から、民俗芸能としての舞をやっていくことにしました。一緒に舞いましょう。