2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

吉野裕子 『日本人の死生観 ― 蛇信仰の視座から』 (講談社現代新書) - ひとでなしの猫

ひとでなしの猫 吉野裕子 『日本人の死生観 ― 蛇信仰の視座から』 (講談社現代新書)

蛇木(ははき)~箒(ほうき)を採物として舞う

採物とは、舞人が手にして舞う神聖な物であり、神の降臨する依代(よりしろ)です。手に採物を採って舞うという行為には清めの意味があります。それは同時に舞人が神懸(かみがか)りする手だてともなります。採物を手に持って舞うことにより、神力が発動する…