令和2年の舞い初めは、白扇と鬼棒を手に鬼神之舞を舞いました

元旦の舞い初めは『鬼神之舞』を即興で舞いました。 装束・面なしの素舞です。

陰陽和合・天地和合を祈りました。白扇は白大蛇に、鬼棒は鬼神に見立てております。

扇などの採り物は、舞人が手にして舞う神聖な物です。 本来は神の降臨する依代(よりしろ)とされていて、それを採って舞うことには清めの意味があります。また、同時に舞人が神懸りする手だてともなります。

民間の神楽では、その基本形は採物を持って舞うことにあり、榊・幣・扇・弓・剣・盆・杖などが用いられます。舞っている間は、採り物に神が降りているということになります。

今年も、よろしくお願いいたします。