2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

舞い方(後編)

■大左右・左拍子~おおざゆう・ひだりびょうし 左右の変形で、扇を広げて行なうことが多い。大左右の場合は、左へ3足、右へ出る足は不定(5~7足)。右ウケより続き、最初、左へ出るときは右足を左足にかけて(ねじるときもある)、左足から左、右、左と…

舞い方(前編)

■下二居(下居)~したにい・したい 両足のかかとを床につけずに上げ、左膝を低めにするとよい構えになる。かかとが床にべったりとつくと、左膝が高くなってしまう。右足を後ろに引き、体に密着させるようにする。右足の位置が大事。左膝と上体を密着させる…

舞の基本

■構え(カマエ) 基本姿勢。所作(型)のこと。腰と下腹に力を集中させ、背筋を伸ばし、四方(上下・左右・前後)のバランスを保つ。すべての所作は構えに終始。 ■下ニ位(舞のはじめと終わりの型) 舞い始めるときと終わりのとき、片膝を立てて下に居る型。…

海神豊玉彦と阿曇磯良

■大綿津見神 ワタツミ・ワダツミ(海神・綿津見)とは日本神話の海の神。「ワタ」は海の古語、「ツ」は「の」を表す上代語の格助詞、「ミ」は神霊の意であるので、「ワタツミ」は「海の神霊」という意味。転じて海・海原そのものを指す場合もある。 ●綿津見…

あれ? おれ、斬られるんじゃね?

あれ? おれ、斬られるんじゃね? 斬蛇垂義勇範 清地(すがち)神社 東泉 詠歌成文化初 清地(すがち)神社 東泉

竜宮・龍宮と海神と蛇

■龍宮・竜宮(りゅうぐう) 竜宮城、水晶宮、水府は、日本と中国に伝わる海神にまつわる伝説に登場する海神の宮。龍(たつ)の宮、龍(たつ)の都、海(わたつみ)の宮などとも呼ばれる。河川、湖沼が龍宮への通路となっている場合もある。 ■綿津見神宮(わ…

風水龍王と大蛇・豊玉姫(高良玉垂宮伝承)

『高良玉垂宮神秘書 訳文』より ■天神七代 天照大神その素戔嗚尊へを持て余して天の岩戸に籠った。日の神が籠ったので日本は暗闇となった。その時五人の神楽 八人の女性 笛を吹き鼓を打ち拍子を揃えて神楽をはじめた。面白いかと思い扉を少し開いた。人影が…

海幸彦は「阿多隼人の祖」「隼人等が始祖」

今こそ、隼人。 『隼人族の抵抗と服従』より引用いたします。 【ハヤトの語源】(2P) ①猛禽類(もうきんるい)の隼(はやぶさ)のイメージから出たという説。 ②性格による説(本居宣長『古事記伝』) 隼人は絶(すぐ)れて敏捷(はや)く猛勇(たけ)るが故…

満珠・干珠は潮の干満を支配する珠にして、龍宮城の宝物と伝ふる所なり。

【潮満瓊・潮満珠】 潮を満ちさせる呪力があるという玉。満珠(まんじゅ)。しおみつに。しおみつたま。 【潮涸瓊・潮干珠】 潮をひかせる効力をもつ玉。干珠(かんじゅ)。しおひるに。しおふるたま。 ※古事記(712)上 「塩盈珠(しほみつたま)を出して溺らし、…