父親と二人で大蛇之舞・大鳥の舞を舞いたかったのだと気づきました

今朝、装飾古墳館に行きました。目的はこの方です。


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2年前にはじめて見たとき、思わず「御先祖さま……」と、口にしてしまいました。私のルーツを考えたら、充分あり得ると思います。そして、なぜ私がこんなにも三角紋(鱗紋)や同心円紋や渦巻紋が好きなのかも、古代蛇信仰の研究をしているのも、多分そういうことなのではないかと。

そんなことを思い出していたら、「あぁ、僕は父と舞いたかったんだな」という自分の願望に気づきました。私と父は、父の死の直前まで疎遠になっていました。「助けて欲しい」と連絡してきた数日後に、父は☆になりました。

父が☆になると同時に、いろんなことが好転していきました。もろもろの禍事を父が消し去ったのだと思います。

ふと、「僕は誰に大蛇之舞を見せたいのだろう」と考えてみたとき、それは『祖霊』なのだとわかりました。もちろん父も祖霊のひとりです。吉野裕子先生の「祖霊は蛇」という説が思い出されます。

父は、蛇の天敵である鳥をたくさん飼育していました。そして、父の動きは鳥でした。私はずっと蛇の動きで生きてきたので、わかり合えなかったのも当然のことなのかもしれません。

蛇と鳥、復元された像の前で、いろんなことを考えました。年末年始の舞のテーマが見えてきたような気がします。