反省点を客観的に分析し改善・修正をしていく。

 反省点を客観的に分析し改善・修正をしていく。具体的な改善策を出して実行に移す。改善を重ねるごとに目標達成に近づき、成果を出せるようになる。

 当たり前のことですが、自分の言動がもたらした結果について振り返ることなく、改めなくてはならない点を改めなかったとしたら、もうその時点でエンドレスに愚行を繰り返す結果となります。同じ間違いは、繰り返すほど強化されてしまいます。何がどう問題なのかを真剣に考えないと、とてもまずい展開となりがちです。

 ものごとの多くには、二度目がありません。やり直しができないことがほとんどです。というより、同じ条件でもう一度やることは絶対にできません。だからこそ、その都度、全力で真剣に望むべきなわけです。失敗したら、また今度やればいいやという考えが通用する場面ならいいのですが、ここ一番の場面ではそれは通用しません。

 そう。もう二度とチャンスは廻ってこなくなるのです。

 チャンスが廻ってこなくなってから落ち込んでみても後の祭(時機を逸して、どうにもならない。悔やんでも取り返しがつかない。)です。せっかく廻ってきたチャンスを粗末に扱った結果、その後に続くはずだったたくさんのチャンスを喪失してしまうのです。そうして失ってしまうものはとても多く、そして大きいものになります。

 つまり、反省できるうちに反省し、改善できるうちに改善していかないと、ここ一番のときに盛大にやらかしてしまい自爆するということです。与えられた課題をきちんとこなさないとしたら、もうその先はありません。自分の役目・立場・立ち位置を理解し、やらなくてはならないことをきちんとやらねばなりません。

 

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玄武

 「仕方のない失敗」は文字通り仕方がありませんが、「しなくていい失敗」は避けるべきです。しなくていい失敗を避けるためには、まわりの人たちの反応や他者の意見に耳を傾けていく必要があります。そうして、反省と改善を繰り返した先には、明るい展開が生まれるかもしれません。